アドレス帳いろいろ
アドレス帳とかドミノディレクトリとか、ユーザ登録一つするのに何のファイルがどう関係してるのかがわからなかったので調べてみました。
※このページでリンク張ったURLは全部R5.net以下にあったものなので、R5.net閉鎖でNotFoundになってます。
一応代替が見つかるまではそのまま張っておきます。
- Names.nsf【R4・R5】
R4では公開アドレス帳って呼ばれていて、R5ではドミノディレクトリって呼ばれている、ユーザとかサーバとかの各種設定情報が登録されてるファイルの実体。
R4とR5で機能が違うところも多いかもしれないけど、意味としては、公開アドレス帳=ドミノディレクトリ=names.nsfと思っていいみたい?
- DJX【R5】
Domino Directory Japanese Extensionらしいです。
「ドミノディレクトリ日本語拡張機能(DJX)」とはのところが詳しいです。
アドレス帳にはnames.nsfを使って、その中のユーザ文書の管理を、直接names.nsfを書き換える代わりにDJXを通してやるってイメージのようです。
DJX関連ファイルは以下のものみたい。
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ドミノディレクトリ日本語拡張管理ツール (DJX 管理ツール) :djxadmnin.ntf
ドミノディレクトリ日本語拡張データベース (DJX 管理データベース) :djxmstr.ntf
ドミノディレクトリ日本語拡張メールテンプレート (DJX メール) :djxmai50.ntf
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他にDJXドミノディレクトリ(djxdd.ntf)っていうのがあるけど、これは何かな?
DJX導入前のnames.nsfはpubnames.ntfがテンプレートになってるけど、DJXを導入するとdjxdd.ntfがnames.nsfの設計もとテンプレートになるということなのかしらん。
- pubnames.ntf【R5】
ドミノディレクトリの設計もとテンプレート
- pernames.ntf【R5】
個人アドレス帳の設計もとテンプレート
- 別名【R5】
R5からNames.nsfに(?)付いた新機能で、Names.nsfに最初にローマ字で登録した名前以外の名前を追加出来る機能。
この機能を使う場合、最初に認証者id(ってことは結局ドメイン名?)に別名を付けてから、各利用者に別名を付けるときにその認証者IDの別名を使って認証、という流れになるから、別名を使おうと思うとドメイン名や組織名から全部別名を考えないとダメです。
- 漢字アドレス帳(namesknj.nsf)【R4】
R4.6のファーストステップキットとかいうのに付属してきていた、R4で日本語の名前や所属を扱うためのアドレス帳。
詳しいことは知らないけど、Names.nsfに登録した情報に紐づけて対応する漢字名とかを登録するようなイメージ?
Names.nsfの代わりになるものではなくて、names.nsfとセットで使うもののようです。
DJXはそれを使うことによってnames.nsfの中味を直接書き換えるけど、漢字アドレス帳の方はnames.nsfとは独立している感じが。違うかな?
R5化するときは、移行ツールを使ってDJXに中味を移行できるようです。
- 申請データベース(regist.nsf)【R4】
ファーストステップキットをセットアップするとこれもインストールされるようです。
R5でのDJXみたいな役回りで、漢字アドレス帳と公開アドレス帳にそれぞれバラで情報を登録しなくて済むように、このデータベースで登録の口を一本化しているような感じかな?アドレス帳メンテナンスツールみたいなものと思っていいのかしらん。
中でやってることは、names.nsfとnamesknj.nsfそれぞれに、このDBで入力した情報を登録するというようなことみたいですが。
その他ユーザ登録・管理に関係してるDB
- 認証ログ(CERTLOG.NSF)【R4・R5】
Names.nsfにユーザとかサーバとかを登録したときのログが残るところ。
ユーザ登録したりすると「詳細はノーツログを見てください」とかいうメッセージが出てきますが、これはlog.nsfのことではなくてこっちを指しているようです。
Dominoサーバ立てても自動的には作成されないみたいなので、自分で作成する必要があります。
ヘルプは認証ログの作成辺り。
- システム管理要求(admin4.nsf)【R4・R5】
利用者を削除したりしたときに、他のDBのACLからその利用者を消したりメールファイルを削除したりする作業を実行するシステム管理プロセスの動作を管理するためのDBのようです。ユーザの削除をすると「システム管理プロセスに要求を提出しました」とか言ってきますが、この後にシステム管理プロセスが動作すると、これらの一連の作業を実行して、ACLからの削除とかが行われるようです。
でもユーザのメールファイルだけはこのときには消されなくて、admin4.nsfに「システム管理要求」という文書が作られて、管理者がこのシステム管理要求文書からメールファイルの削除を承認→その後またシステム管理プロセスが動作、という経過を経ないと消されないです。
メールはまだ残しておきたかったーとか後から言われたときのための用心かな?
ちなみにR5の「認証ログの作成」の方のヘルプを見ると、このDBは認証ログDBが無いとうまく動かないみたい。
R4でもかな。
うまく動かなくても手動でグループから消したりACLから消したりは出来るけど、面倒のようです。
メールファイルは本人以外アクセス権無しがデフォルトだから、ユーザ文書を消してからメールファイル消そうとしても触れなかったり(^^;
(こうなった場合はDominoサーバを止めてエクスプローラから削除すれば消えますが・・)
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